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拙著『社会的世界の時間構成――社会学的現象学としての社会システム理論』が、日本社会学史学会より奨励賞をいただくことになり、先日、尚絅学院大学(宮城県)でおこなわれた授賞式に出席してまいりました。

挨拶の言葉を何も考えていなかったため、その場でひとこと求められてまったくの言葉足らずになってしまい、お恥ずかしいかぎりですが、会長(当時)の三上剛史先生、奨励賞選考委員会委員長(当時)の浜日出夫先生をはじめ、拙著を選んでくださった日本社会学史学会の諸先生方、そして、筆者の研究を応援してくださった他の会員のみなさまに、これまでの多大なるご指導ご鞭撻も含めて、心より御礼を申し上げる次第です。また、今回の受賞式では、恩師の森元孝先生の前でとりあえずの「晴れ姿」をお見せできて、少しホッとしております。けっして要領がいいとは言えない不肖の弟子に長年ご指導いただきましたこと、あらためて深く御礼を申し上げる次第です。本当にありがとうございました。

拙著「あとがき」にも書きましたが、本書はほんとうに数多くの方々に支えられて日の目を見ることができました。今回の受賞もわたしひとりの功績では断じてありません。本書に見るべきところがあったなら、それは間違いなくそれらの方々の功績であり、わたしは言うなれば代理で受賞式に出席したにすぎません。お世話になったすべての皆さまに、この代理人から心からの感謝を申し上げるとともに、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻をあらためて何卒よろしくお願い申し上げます。

そして、この書が、社会学の発展に少しでも寄与できればと願います。

追伸
今回、時間的余裕がなく、ほとんどとんぼ返り同然で残念でしたが、仙台空港では震災の「記憶」をいくつか「発見」することができました。その一部について下に写真を掲げておきます。参考にしてください。が、いずれもたいへんひと目につきにくい位置にあります。震災関連の写真などを展示してある小部屋も半年前より開設されていますが、その位置もやはりひと目につきにくい場所にあります(対応してくださった係の方々はたいへん親切でした。ありがとうございました)。いろいろな事情や意見があるのかもしれません。いずれにせよ、こうした点に、復興や記憶をめぐる難しさがあるような気がしました。

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(左上写真は森先生ご提供。残りは多田撮影)


  
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