冬学期に突入も、夏からずっと慌ただしく、また日本語で書くのが億劫で、面白い出来事は多けれど、多すぎてブログ更新をサボっています。たとえば、アラビア系の食料品店で軽くアラビア語等で挨拶したら店員のクルド人に本気でアフガニスタン人に間違われたり(ただしアフガニスタンでアラビア語が話されているわけではない。なおその後、行く度に「よっ、アフガン」と言われる)、1日に少なくとも30回以上国境を超えたり、ザリガニを食べたり(これはかなり美味しい)、ドイツ社会学会の知識社会学部会大会で重鎮の報告にドイツ語で質問したり(「それは答えるのが難しい!」と言われて会場が沸いた。よかった。そもそも私には失うものがない)、その他、いろいろなハプニングにも遭遇しています。ケガもなく生きていてラッキーです。
さて先日、オクラがそのまま「オクラ」の名前で国際的に認知されていると知って驚く。学食でもいちど Okraschoten として出てて美味しく食べたが、もっとグローバル。ザンビア人にもオクラの美味しさを力説され、意気投合したが、他国人たちには「ネバネバするじゃん」と不評だった。だがすなわち、みんな食べたことある、ということ。
納豆よろしくネバネバしてるからこそ日本野菜!、グローバル化しているなんて日本の誇り、などと思うなかれ。ナショナリストよ喜ぶな。オクラの原産はアフリカとされており、オクラの日本への導入自体が比較的最近(昭和50年代以降)で、じつは「オクラ」という名称がそもそも日本語ではないそうな。英語らしい、オクラ。
これはもうオクラの社会学をするしかないと思っています。
以上、安否報告です。