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My article Edmund Husserl in Talcott Parsons: Analytical Realism and Phenomenology has now been published in the following paginated issue of Human Studies: Volume 36, Issue 3 (2013), Page 357-374

This paper is available electronically on SpringerLink:
http://link.springer.com/journal/10746/36/3/page/1
http://www.springerlink.com/openurl.asp?genre=article&id=doi:10.1007/s10746-013-9277-x

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以前アナウンスした拙稿が、正式にリリースされました。ご笑覧いただければ幸いです。


Human Studies


8月6日から12日にかけて、首都大学東京にて夏季集中講義を担当させてもらいました。
シラバス(Teachingの下方にリンクがあります)から分かるように、テーマは「言語の社会学」です。このテーマで講義をするのはじつはわたし自身も初めてであり、また、首都大は「古巣」とはいえ講義期間中はホテル住まいのアウェイであり、途中で軌道修正はできないので、ちょっと緊張しました。が、まずは無事に終えることができてホッとしています。

毎日270分も話をするのはなかなか大変でしたが、連日の猛暑のなか、聞いているほうがもっと大変だったかもしれません。それでも13名の受講生(これはとても多い数だそうです)は、最初こそ、よく知らない講師の小難しそうな話に少し警戒しながらも、毎日ちゃんと授業に来てちゃんと話を聞き、こちらからの無茶振り的な質問にも徐々に慣れ、自分の意見を展開してくれるようになりました。

とくに勉強熱心な学生たちもいましたし、また、最後の回が終わったときに、それまではちょっと大人しめに授業を聞いていた何人かの学生たちがいろいろな質問に来てくれたのは、とても印象的でした。受講生たちが、自分で自分の世界観を少しでも変えていくことができるようになったなら、この講義は成功だったと思います。わたし自身も、上述のとおり講義をおこなうのは初めてのテーマだったこともあり、本当に勉強になりました。

本講義のチャンスを与えてくださった首都大学の先生方、機材の手配等でいろいろお手数をおかけしたスタッフ各位、ならびに5日間がんばった受講生のみなさんに、深く御礼を申し上げます。


なお、東京にしばらく滞在できたこともあって、懐かしい顔ぶれにも会えたことも、わたしにとっては嬉しいことでした(今回連絡ができなかった皆さんすいません。ぜひ次の機会に)。さらに、いろいろフィールドワーク的に見聞を広げることもできました。

これらを糧に、また熊本でがんばります。


左:マック赤坂さんと
中:横浜寿町の夏祭り
右:8月15日の靖国神社前

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標題の映画、本当に良かったので、備忘録的にメモしておきます。
書評同様、映画評論的なことを書くは、得意ではないし好きではないので書きませんが、ただ、この映画を観てあらためて感じたのは、やはりひとりで闘える人間が偉い、ということです。ある種の「思想の深さ」というのもそのようにして初めて可能なのではないでしょうか。

聞くに堪えない罵詈雑言を集団でわめき散らすのも、優等生めいた言辞をやはり集団で垂れ流すのも、どちらも思考停止という点では、同じ穴のムジナという気がしてなりません。そして、ある種の打算にもとづく人間関係という点でも。

そういえば、今年もまた8月15日が近づいています。
さてどうなるでしょうか。


映画『立候補』予告編



公式サイト
http://ritsukouho.com/